図書館からのおススメ絵本 ~Vol.100~

3~5歳向けの絵本です

 『たんぽぽ』平山和子ぶん・え 福音館書店 1972年

見渡す限り一面真っ白な雪が解けて、地面が少しずつ見え始めてきました。春の足音がすそこまで聞こえてきますね

雪の下ではじっと春をまっている草花が眠っています。タンポポもそのひとつ。雪のなくなった地面からは、寒さに耐えるために地面にぴったりと葉を広げている様子が見えるはず。

この絵本は知識の絵本と言われるジャンルの1冊です。深く伸ばした根、昼に咲いて夜には閉じる花。ひとつの花にはたくさんの小さな実が集まっていて、そのひとつひとつが綿毛になって飛んでいく。タンポポの一生がやさしい言葉で説明されています。

タンポポの絵本は数あれど、まずはこれをおすすめ!

本物の黄色いお花が見れるときは、もう少し先。詳細に描かれたタンポポの絵を見ながら、お子さんと一緒に待ちましょう(by-ishi)