図書館からのオススメ絵本 ~Vol.164~

3~5歳向けの絵本です

『よるのねこ』 ダーロフ・イプカー/文と絵 大日本図書

お百姓のリーさんは、夜になると猫を外に出してやります。さて、猫はどこに行くのでしょう。最初にやってきたのはお花畑です。お花畑といっても、黒いシルエットが見えるだけで、人間には暗くてよく見えません。けれど、猫は夜でもよく見える目があるので、何でもはっきり見えます。ページをめくると、そこには猫の目を通して見たいろいろな形や色の花が咲くお花畑が見えました。次にやってきたのは、網の模様と鳥のような形が見える場所です。猫はどこを歩いているのでしょう?

このように、暗いシルエットのページ→猫の目で見た色彩のあるページを繰り返し、猫がどんなところにいるかを想像していく絵本です。これは、何の形かな?どこかな?と問いかけながら読んで欲しい一冊です。(by yukorin)