6歳~向けの絵本です。
『まよなかのだいどころ』
モーリス・センダック/さく,じんぐうてるお/やく,富山房
毎朝、欠かさずにケーキを食べることができるのは、どうしてか知ってる?
真夜中にミッキーが寝ていたら、あんまりさわがしいので「うるさいぞ しずかにしろ!」って怒鳴ったら、暗闇の中に落っこちてしまった!どんどん落っこちて、パパとママが寝ている部屋も通りすぎて、おりたところは、真夜中の台所。
そこでは毎晩、パン屋さんたちが夜も寝ないで朝のケーキを焼いていたんだよ。3人のパン屋さんたちは「仕上げはミルク!仕上げはミルク!混ぜて、練って、ならして、焼こう!」と、ケーキの生地を混ぜながら声を揃えて歌っている。生地の中で混ざっていたのはなんと、落っこちてきたミッキー!!
さてさて、美味しいケーキは焼き上がるかな?
ミッキーがパン屋さんのために奔走する様子が、ユーモアたっぷりに描かれています。パン屋さんがケーキを焼く様子もなんとも愉快です。歌うようにお話が進み、子どもたちはあっという間にファンタジーの世界に入り込むことでしょう。(by ishi)