6歳~向けの絵本です。
『おとうさんとゆきぐにへいったんだよ』
しばた しんご/さく おおた だいはち/え 偕成社 1993年
ある冬の日、マキはおとうさんとふたりで、雪国にあるおじいちゃんとおばあちゃんのおうちに遊びに行くことになりました。
まずは列車に乗って出発です。山を越えて終点まできたところで、おじいちゃんたちのうちに着きました。しかしまだ雪は降っていなかったので、マキは少し残念でした。
おじいちゃんたちのおうちは昔ながらの家屋で、大きな茅葺き屋根のおうちでした。見るものすべてが新鮮なマキは、何を見てもおおはしゃぎ。晩ごはんには、おばあちゃんがいろりを使って料理を作ってくれました。
翌朝、マキが目覚めると、外は真っ白な雪景色になっていました。大喜びのマキは、おとうさんと雪だるまを作ったりスキーをしたりして、雪遊びを満喫します。次の日には、おじいちゃんが庭に素敵なかまくらを作ってくれました。マキの楽しい思い出はどんどん増えていきます。
マキの日記のようなこのお話は、読んでいるとまるで一緒に旅行をしているような気持ちになります。昔ながらの雪国の冬といえば、みたいな出来事がたくさんつまっている作品です。
(by tome)