3~5歳向けの絵本です
『ビルをつくるじどうしゃ』
鈴木 まもる/さく・え 金の星社 2020年 Eス
身の回りの働く車を紹介する「じどうしゃえほん」シリーズのうち、工事現場で働く車にスポットを当てた絵本です。
ショベルカーやダンプカーなど、子どもたちに人気があるパワフルで大きな車が大活躍!ページをめくるたび、新しいビルがどんどん出来上がってゆく様子を楽しめます。
解体、廃材のリサイクル、基礎から外装工事まで、工事の仕組みは事実に忠実に、やさしい言葉で簡潔に説明されています。小さなお子さんでもビル建築の大まかな流れを学ぶことができるでしょう。
また、コンクリートを細かく砕く「小割圧砕機つきショベルカー」、大きな鉄骨を持ち上げる「ラフテレンクレーン」、コンクリートを掘り電柱を設置する「建柱車」など、大人でも初めて名前を聞くような重機が続々登場するところもおすすめポイント。乗り物マニアのお子さんの知識欲を満たしてくれる1冊にもなりそうです。
2024年9月14日、横手駅前東口に生涯学習館「Ao-na(あおーな)」がオープンし、横手図書館もこちらに移転します。絵本に登場した働く車たちは、新しい図書館を作る現場でも大活躍していたかもしれませんね。(yam)