図書館からのオススメ絵本 ~vol.191~

3~5歳向けの絵本です

『とんねるをぬけると』

片山 健/さく・え 福音館書店 2005年 Eカ

 

発車のベルを鳴らす黄色い電車に、たくさんのこどもたちが乗り込んでいます。

 

出発してしばらくするとトンネルに入り、車内は真っ暗になってしまいました。

ガタンガタンとトンネルを抜けると…電車に乗っていたこどもたち、そして運転手さんまでも、なぜか雪だるまに変身しています!

次のトンネルを抜けると、今度はだるまさんになってしまいました。その後も、ふくろう、お月さま、サボテン…とトンネルを抜けるたび、みんなは次々と変身してしまいます。

どれも表情が分かりにくいものばかりですが、なんだかみんな楽しそう。

最後のトンネルを抜けてもとの姿に戻ったこどもたち、終点の駅で「またのりたいね」と言い合いながら帰ってゆくのでした。

 

次は何に変身するのか全く予想がつかないけれど、その分想像が広がる不思議で面白い絵本です。(yam)