3~5歳向けの絵本です
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『とんねるをぬけると』
片山 健/さく・え 福音館書店 2005年 Eカ
発車のベルを鳴らす黄色い電車に、たくさんのこどもたちが乗り込んでいます。
出発してしばらくするとトンネルに入り、車内は真っ暗になってしまいました。
ガタンガタンとトンネルを抜けると…電車に乗っていたこどもたち、そして運転手さんまでも、なぜか雪だるまに変身しています!
次のトンネルを抜けると、今度はだるまさんになってしまいました。その後も、ふくろう、お月さま、サボテン…とトンネルを抜けるたび、みんなは次々と変身してしまいます。
どれも表情が分かりにくいものばかりですが、なんだかみんな楽しそう。
最後のトンネルを抜けてもとの姿に戻ったこどもたち、終点の駅で「またのりたいね」と言い合いながら帰ってゆくのでした。
次は何に変身するのか全く予想がつかないけれど、その分想像が広がる不思議で面白い絵本です。(yam)