3~5歳向けの本です
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『にんじん だいこん ごぼう 日本の昔話より』
植垣 歩子再話・絵 福音館書店 2014年
にんじんとごぼうの色といったら、何色を思い浮かべますか?みなさん赤いにんじん、黒いごぼう…ではないでしょうか。これは、昔ばなしをベースにした、お野菜たちの色が変わったわけを楽しく描いたお話です。
仲良く暮らしていた、にんじんとだいこんとごぼうの3人は、みんな同じくらい白い色のからだをしていました。ある日、どろあそびによって真っ黒になってしまったので、順番にお風呂に入ることになりました。1番目に入ったのはにんじん。熱々のお湯にがまんしてつかっていたため、のぼせてしまいました。2番目に入ったのはだいこん。熱いお湯に水を足して、少しぬるくして入ったところ、いい湯加減でいい気持ちに。3番目はごぼう。お風呂が嫌いなごぼうは、あっという間に出てきてしまいます。さて、3人のからだの色はそれぞれどうなっているでしょう?
ほかのお野菜の色にはどんな理由があるのか?なんて考えてみるのも楽しそうですね。(tome)