6歳~向けの絵本です
『いろいろへんないろのはじまり』 アーノルド・ローベル/作 冨山房 1975
ずっと昔、世界には色というものがありませんでした。そこで、魔法使いは青色を作りました。世界中が青色になると、みんなは何だか悲しい気持ちになってしまいました。次に、魔法使いは黄色を作りました。世界中が黄色になるとみんなの目がチカチカして大騒ぎになってしまいました。これはいけないと今度は赤色を作りましたが、赤色のおかげでみんな怒りっぽくなってしまって…
色の始まりをユニークな発想で描いた絵本です。やさしい線と豊かな色彩が印象的で、色の三原色を理解していたらもっと楽しめるかもしれませんね。青・黄色・赤だけでないカラフルな世界でよかったと思えるオチにも注目です。(by yuko-rin)