3~5歳向けの絵本です
『しりとりあそびえほん』石津 ちひろ/著 荒井 良二 /絵 のら書店 2002年
ことばあそびのひとつ、しりとり。文字が読めなくても、絵を順番に追っていくだけでしりとりが楽しめます。また、描かれた絵の「これなあに?」を同時に理解でき、楽しく学べる一冊です。
見開きでひとつのテーマごとにしりとりが展開されていきます。はじめのページは「おおきくなるしりとり」。のみ→みのむし→しょうりょうばった→たこ・・・→くじら。だんだんおおきくなる生き物が描かれています。ほかにも「はるのしりとり」「あかのしりとり」など、テーマの中で繰り広げられるしりとりは大人も一緒に楽しむことができます。
肩肘張らないユーモラスな新井良二さんの絵は、眺めるだけで楽しく、細々と描かれている絵はページの隅々まで見ると、発見がいっぱいです。図書館の児童コーナーで、何度も何度も飽きずにページをめくる子どもを見かけ、微笑ましく思ったことがありました(by ishi)